FIREまでまだまだ距離がありますが、仮にFIREするとしたら、現在の株式投資はどのように取り崩ししていくのが良いか考えたりすることがあります。
普段なんとなく頭にあることを簡単ながら記載していきたいと思います。
いきなり回り道をしますが、「取り崩し」の反対にある「積み上げ」から見ていきます。
投資残高を積み上げていく局面では、ドルコスト平均法が有効であると言われます。
これは投資額を一定金額にすることにより、株高の時期には取得数は少なくなり、株安の時期には取得株数が多くなるため、自然と平均取得額が低くなる投資手法のことを言います。
わたしも配当金は再投資していますが、給与所得からは毎年400万円を新規投資に充てることにしていますので、給与所得分に関して言えばドルコスト平均法と言えると思っています。
ただし、わたしの投資方針はインデックス投資ではなく個別株投資であり、株高の局面では出遅れているバリュー株を探して投資するため、ドルコスト平均法からはそれているのが実態ではありますが。
「新規取得」では有効なドルコスト平均法ですが、逆に「取り崩し」を行う局面で考えると話は逆転します。
株高の局面ではせっかく単価が高いのに少ししか売却せず、株安の局面では単価が安くて不利なのに多くを売却することになってしまいます。
わたしは生涯収支シミュレーションをするなかで、例えば60~65歳は「配当金●万円+年金●万円+取り崩し●万円」のようにして試算していますので、まさにドルコスト平均法となる定額での投資資産取り崩しを想定していることになります。
そのため、収支シミュレーションを考えると常に「定額での取り崩しが前提であり逆ドルコスト平均法となるため不利なのではないか」と思ってきました。
としたときに、どのような方法で取り崩しを行うのが望ましいのでしょうか。。。
当たり前かもしれませんが、「定額」ではなく「定率」での取り崩しが望ましい、というのが私なりの考えです。
例えば5,000万円の投資資産を有しているときに、4%に相当する200万円を「定額」で取り崩すことにすると、単純計算では25年もちます(株価上昇による残高増加は織り込みません)。
しかし、実際には株価が安いときには多数の株を売却する必要があるため、25年後の株価が現在と同水準かつこの間の株価に上下同様の変動があったのだとすると、25年よりも早く投資資産は尽きることになります。
これを「定率」として4%を取り崩すこととする場合、仮に株安となり投資資産が半値になった場合には200万円ではなく100万円を取り崩すことにすれば、株価の高い低いによらず常に同数の株式数を売却することでよいため、売却単価が下がってしまう恐れがなくなります。
本当は、ドルコスト平均法とは逆に株価が高いときは売却が多くなり、株価が低いときには少なくなる構造の取り崩し方法があればよいのですが、ちょっと思い当たらずです。
もし思いついたら続編として記載したいと思います。
上記を踏まえると、「定額」より「定率」での取り崩しが望ましいと考えるところではありますが、若干の気になる点はあります。
例えば、株価が半値になったときには、取り崩し額は200万円ではなく100万円となります。
FIREしていて生活費をこの取り崩しによって賄うのだとすると、純粋に生活費が不足します。
そのため、平時から現預金を厚めに持っておいて、株安となった場合には現預金をバッファーとして生活費に充てることができるよう備えておく必要があります。
現預金を厚めに持つ分、資産効率が落ちますので、「定額」での逆ドルコスト平均法による非効率な取り崩しと、「定率」での資産効率低下のなかで、どちらが良いかという天秤にかけることになります。
また、ここまでの「定額」と「定率」の比較では、中長期的な株価の成長は想定しておらず、現行水準並みに収斂していくことが前提となっています。
具体的には、経済成長による株式市場の発展により、25年後に株価は2倍になっているとします(インフレの影響は除いて純粋な経済成長のみによる株価上昇とします)。
「定額」だと200万円を取り崩すだけでよいので、25年後に株価が2倍になっているならば資産は尽きずに残ることになります。
一方、「定率」だと株価の伸びに連動して取り崩す金額も増えるため、25年後の株価が2倍になっていると400万円を取り崩すことになります。
そのため、株価の成長がある場合、そもそも取り崩しの総額自体が異なるため同じ土俵では語れないことになりますし、「定額」であっても資産が尽きない結果になることも考えられます。
「定率」だと取り崩しの総額が増えるため、使えるお金が増えてよいのでは、と思うところではありますが、株式市場が不調となったときに備えて、好調時には現預金を積み増しておく必要があるので、おいそれとは使えません。
経済発展により株価が底上げされたものなのか、ある種テクニカルで一時的な株価上昇なのかの判断がつく神様でない限り、「株価上昇によって取り崩しが増えたから消費を増やそう」という判断はしづらくて、消費を増やすか否かの迷いの原因になりそうです。
最後は込み入った話になりましたし、現在は投資資産の積み上げを進めている最中であるなか、取り崩しは「FIRE」や「Fireable」を見据えた出口戦略の話なので、余計なことだったり捕らぬ狸のなんとやらな話かもしれません。
ただ、こうしたことを考えるのは楽しいですし、それをこうしてアウトプットすると頭の整理もできるので良いかなとも思います。
ひとまずはこうしたことで悩まなくても済むぐらいしっかりと資産形成を進めていけるよう頑張りたいと思います。
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