このところ、日経平均株価が急激に上昇しています。
2025年4月1日時点の日経平均は35,624円でしたのに、2026年6月5日時点では66,588円と、約1.8倍まで上昇しています。
2026年4月1対比でも日経平均は53,740円と+23.9%の伸びを記録しています。
生成AIの能力があがり、今や仕事では日常的にAIが使われたり、日常生活においても気づかないうちに様々なところでAIに触れていたりと、爆発的に普及しています。
こうしたなか、テック企業やAIを動かすコアになる半導体メーカー、データセンターに関連する企業などに対する期待の高まりから、特定の業種や企業の株価が著しく上昇しています。
日経平均株価とTOPIXではその算出方法に差があります。
日経平均は、ざっくり言えば構成銘柄である225銘柄の株価の平均です。
したがって、株価が高い値嵩株と呼ばれる銘柄の株価変動の影響を受けやすい特徴があります。
調整はあるようですが、例えば、ファーストリテイリング(9983)のように株価が8万円だと1%の変動が800円にもなりますが、MUFG(8306)のように株価が3,000円だと1%の変動は30円となるため、日経平均に与える影響は約27分の1しかありません。
TOPIXは、東証プライムの全銘柄1,700銘柄を対象としたうえで、時価総額の加重平均によって算出されます。
したがって、先ほど例に挙げたMUFGやトヨタ自動車(7203)といった時価総額の大きな企業の影響を受けやすい特徴があります。
MUFGと地方の第二・第三地銀、トヨタと三菱自動車(7211)のように規模が違う企業の株価が同列に扱われる方が変ですし、企業規模が加味されないと東証プライム銘柄である企業の多い業界の動向に引っ張られることになって世相をうまく反映しないと思うので、妥当な算出方法かなと思います。
日経平均株価に対して銘柄別の寄与度が視覚的に捉えられるような「ヒートマップ」を示してくれているサイトがあります。
「日経平均株価 ヒートマップ」で検索するといくつか出てきますし、SBI証券に口座を持っているとマイページを経由してヒートマップを見ることができます。
最近はファーストリテイリングやキオクシア(285A)、東京エレクトロン(8035)などの株価5万円超えの銘柄などによる寄与度が大きいですね。
ここまでは日経平均株価とTOPIXの特徴や違いについて紹介してきました。
ここからはわたしの投資成績や思っていることを書いていきたいと思います。
冒頭、日経平均は2026年4月1日対比で+23.9%も上昇していると記載しました。
これに対して、わたしの投資先の評価損益は2,878万円から2,889万円となり、+11万円(+0.36%)という誤差のような変化でした。
なお、投資残高で比較すると、新規株式取得によって増えた分もあって控除する必要があって手間がかかるため、評価損益を記載しています。
わたしの投資先の評価損益と日経平均とTOPIXの変化を週次で並べると以下のとおりです。
| 2025 4/1 | 2026 4/1 | 4/3 | 4/10 | 4/17 | 4/24 | 5/1 | 5/8 | 5/15 | 5/22 | 5/29 | 6/5 | |
| 評価損益 | 974 | 2,878 | 2,844 | 2,985 | 2,922 | 2,779 | 2,880 | 2,962 | 3,026 | 2,829 | 2,968 | 2,889 |
| 日経平均 | 35,624 | 53,740 | 53,123 | 56,924 | 58,476 | 59,716 | 59,513 | 62,714 | 61,409 | 63,339 | 66,330 | 66,588 |
| TOPIX | 2,662 | 3,671 | 3,645 | 3,740 | 3,761 | 3,717 | 3,729 | 3,829 | 3,864 | 3,892 | 3,957 | 3,949 |
投資残高は約7,000万円もあるのに、評価損益は2026年4月以降あまり変化がなく、ここまで200万円ぐらいの幅で変動しています。
一方日経平均は約13,000円も上昇し、TOPIXも300ポイント近く上昇していて、これらの上昇幅にわたしの投資先が釣り合っていません。
わたしは高配当投資を行う投資スタイルであり、その際には業績や配当の下振れリスクも気にしていますので、その結果として成熟した企業を中心とするバリュー株に偏る傾向にあります。
高配当投資やバリュー株投資だと、なかなか足元のような特定の業種や企業に偏りのある上昇相場ではついていくのが難しくなるということかなと思います。
わたしの投資先にはキオクシアや東京エレクトロンのような半導体銘柄は含まれていません。
株価が右肩上がりに上昇している銘柄を勝ち馬に乗るように取得する方もいると思いますが、そうした銘柄は株価上昇に伴い配当利回りが低くなりがちでスクリーニングの対象に挙がってきませんし、業績改善が将来的にも続くのか不安で株価はいずれ反転して下落するのではないかと心配になってしまうので、株価上昇が進んだ銘柄には基本的に投資していません。
日経平均に水をあけられるのはまだ理解できるとして、TOPIXにも大きく離されているのはやはりイヤですね。
とはいえ、キャピタルゲインの取り崩しでなくインカムゲインによるキャッシュインをベースに収支シミュレーションをしている身として、投資方針を変えることはなくて、5年後、10年後といった将来の配当金増加をひたすら待つ考えです。
ときどきは今回のように市場のベンチマークとの比較もしつつ、一方あくまで現在地の確認を趣旨とすることとして、結果に振らされることなく着実に投資を進めていきたいと思います。
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