8月14日(金)までで第1四半期決算が出揃い、先週の投稿で全体の振り返りをしました。
しかし、個別銘柄を見ていくといくつか面白い動きもあったので、本日はパート②として銘柄別の振り返りをしていきます。
1 アルコニックス(3036)
アルコニックスは、8月5日(水)の場中での決算開示に合わせて、業績予想の上方修正と増配を発表しました。
加えて何より、子会社が保有する台湾のレアメタルリサイクル関連の企業の株式の価値が上昇し、その他有価証券評価差額金が287億円増加したとの発表がありました。
これにより、決算発表の前後の週末の株価は2,602円→3,520円と+35.28%も上昇しました。
わたしは普段は決算短信は売上高と利益水準の実績、配当予想や業績予想に関する修正の有無ぐらいしか見ません。
しかし、アルコニックスに関しては決算短信を見たときにたまたま純資産に目が行って見てみたら、2026年3月末では799億円だったのが2026年6月末では1,137億円と+338億円も増加していることに気づきました。
第1四半期の税引後利益は57億円でしたので、「何したらこんなに純資産増えるんだ!?」と驚いたのを覚えています。
なお、資産側では投資有価証券が+287億円増加して、純資産側で評価差額金が+287億円増加することでバランスしています。
したがって、あくまでバランスシート上での話であり、PL(損益)には影響なく利益としては計上されません。
とはいえ、純資産が大きく増加していて、決算開示前はPBRは1.0倍超でしたが、8月21日時点では0.91倍と1倍を下回り、割安感が増しました。
PBRは株価純資産倍率でありストック(純資産)からアプローチです。
しかし、仮に今回の評価差額金の増加が、株式を保有する企業での業績好調によるものだとすれば、持分法投資利益なり受取配当金なりといった形で利益に貢献することも考えられます。
となると、フロー(損益)にも好影響が生じることになります。
わたしの投資方針はバイアンドホールドであり基本的に売却しませんので、PBRが下がって割安感が出たから取得希望者が増えて株価が上昇するとしても、実現利益になりません。
せっかくなので、今回の評価差額金が増加した企業とのシナジー効果や収益源の拡大、あるいは当該企業からの利益還元によって、アルコニックス自体の収益拡大が実現して、その延長線として配当金の拡大に至ってくれるとうれしいところです(株価上昇も気持ちとしてはうれしいので当然大歓迎です)。
2 MIRARTH HD(8897)
続いてはMIRARTH HDです。
同社は、配当予想や業績予想の修正はありませんでしたが、第1四半期決算と合わせて株主優待の導入を発表しました
これにより、決算発表の前後の週末の株価は411円→459円と+11.68%上昇しました。
株主には優待ポイントが付与され、食品や家電製品、ギフトカードなどに使うことができます。
わたしは1,200株を保有していて、最低ランクである3,000ポイントが付与されます。
1,500株になると6,000ポイントになるので、300株を追加取得するかやや迷います。
現在の1,200株は@495円で594,000円で取得しました。
現在の株価である@459円で300株を追加取得してもナンピンするようなものですし、合計投資額は731,700円と現在の投資額の目線にも合致します。
しかし、優待は9月末が基準日なのですが、14万円弱の取得金額に対して、9月に入金される配当金を足しても△4~5万円ほど資金が足りません。
涙をのむことになるか、その程度の金額であれば下期投資資金分を前借りするような形で取得することにするか、9月末の権利確定日が近づいてきたら考えようかなと思います。
なお、足元で株価は上昇したとはいえ、依然として取得価額である@495円には届いていません。
評価益はノーカウントと見做すよう自分を律したい気持ちはありつつ、それに反するようですが評価損が生じているのはやはりいただけません。
早く業績も改善させて含み損解消をお願いしたいところです。
3 ジェコス(9991)
最後に取り上げるのはジェコスです。
ジェコスも配当予想や業績予想の修正はなく、株主優待絡みです。
2026年3月期の通期決算発表の際、合わせて株主優待の導入を発表しました。
しかし、具体的な優待の内容は7月下旬に発表することとされていました。
そうしたなか、7月29日の第1四半期決算と合わせて株主優待の内容が発表されました。
また、配当予想や業績予想の修正はありませんでしたが、業績は好調でした。
売上高は+5.7%、経常利益は+20.8%、税引後利益は+15.3%と増収増益で着地しました。
他の銘柄ではすでに市場が織込み済みであったりより好調な決算を予想している場合には、いくら業績好調でも株価が上がらない、さらには下落するものもありました。
そうした株価の動きがあるなか、ジェコスではキッチリと株価を上昇させているので、やはり市場を上回る業績だったと捉えていいだろうと思っています。
株価については、決算発表の前後の週末の株価は1,636円→1,746円と+6.72%上昇しました。
アルコニックスやMIRARTH HDの上昇幅と比較すると物足りなさはありますが、配当予想や業績予想を修正していないなかでは十分かなと思います。
ちなみに、肝心の優待はカタログギフトでした。
わたしが持っている500株では、3年未満保有だと5,000円分、3年超で7,500円分でした。
2024年4月に取得しましたので、初回の2027年3月末基準では5,000円分です。
しかし2回目となる2028年3月末基準では7,500円分まで拡大するので楽しみです。
また、初回に限っては燕三条製の400mlのビアタンブラーに代えることもできるとのことです。
先着2,000名なのでなくなってしまいそうですが、カタログギフトでよほど気になるものがなければ、せっかくなのでビアタンブラーで申込みしたいなと思っているところです。
足元では株主優待の復活や新規導入の動きが加速しているようですね。
インデックス投資にはない個別株投資ゆえの魅力ですし、優待が届くとうれしくなります。
優待ではなく配当で還元してほしいとの意見もあるかもしれませんが、今後も保有している銘柄で優待導入する企業が増えてくれるとモチベーションの観点からもありがたいなと思っているところです。
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