ここ数年間は株式市場が好調に推移しています。
わたしの投資先でも含み益が乗っている銘柄が多くありますが、一部には多額の含み損が生じている銘柄もあります。
本日は、含み損が生じている銘柄を取得日順に紹介していきたいと思います。
62銘柄のうち9銘柄が△3万円超の含み損を抱えていて紹介していきたいと思っていますが、途中まで書いて長くなってきたので、「~2019年度」と「2020年度~」に分けて投稿したいと思います。
なお、含み損の金額は2025年12月5日(金)時点です。
① 中国電力(9504)
取得日|2017年4月4日
取得額|1,161円(12月5日時点:972.8円)
取得数|500株
含み損|△94,100円
配当金|27円(取得額ベースの税引後配当利回り1.86%)
取得した当時は配当金が50円であり、税引後配当利回りは約3.44%でした。
しかし、2021年度および2022年度に営業利益以下赤字を計上し、2021年度に減配、2022年度は無配となりました。
2023年度から復配していますが、財務が回復するまでは配当水準は抑えて自己資本を積み増す方針としています。
決算が悪化していた2022年度では621円まで下がっていて、株価も配当も回復してきていますので、早く含み損解消&配当水準回復に繋がってほしいところです。
② KYORITSU(7795)
取得日|2017年6月15日、2018年度にナンピン(正確な月日は記録せず…)
取得額|279円(同195円)
取得数|1,500株
含み損|△126,000円
配当金|8円(取得額ベースの税引後配当利回り2.29%)
印刷中堅の企業です。
印刷業界は斜陽ですが、DNPやトッパンをはじめデジタル化の進展を受けて事業を転換している企業もあり、中長期的にも生き残る余地はあるのではないかと思い取得しました。
足元では業績も回復してきていますが、2020年度や2021年度では営業利益以下赤字と振るわず、株価も大きく下落しました。
旧NISAで取得してしまったこともあり、ロールオーバーのタイミングで取得額は154円になり、損益通算もされずでした。高配当だからと言って斜陽産業に旧NISAを活用するのはやめた方がよいという良い教訓となりました。
しかもナンピンしましたが、ナンピン時の取得額よりも下がっていて傷口を広げただけとなったのもイマイチでした。
③ 共和レザー(3553)
取得日|2018年1月11日
取得額|969円(同970円)
取得数|500株
含み損|+500円 ※ 11月28日までは△43,000円の含み損
配当金|52円(取得額ベースの税引後配当利回り4.29%)
コロナ禍のせいか2022年度に一時的に黒字すれすれまで業績が悪化していて、その後の回復も途上感はありますが、特にこれということもなくズルズルと株価が下落しました。
なぜか12月2日に特段の材料もなく株価が879円→965円と急騰して、12月5日時点では970円と含み損解消しましたが、わたしのなかで「含み損銘柄」として定着しているため記載しました。
配当金は取得時より増えていてうれしいのですが、時価ベースの税引前配当利回りは5.36%まで上昇していて、市場でも割安で放置されているように見えるのが不安でもあります。
このまま業績も良くなり配当金も安定的に出してくれればうれしいところです。
④ 日産自動車(7201)
取得日|2018年6月20日、2024年4月10日
取得額|735円(同370.6円)
取得数|1,000株
含み損|△364,400円
配当金|無配(取得額ベースの税引後配当利回り0.0%)
わたしの10年間の投資実績のなかで一番の黒歴史です。
不芳銘柄を紹介しようと思ったのも、日産自動車の株式を取得したことをしっかりと文字にして自戒としようと考えたというぐらい黒歴史です。
過去には会社で自動車業界を担当してことがあり、会社としての素行の悪さも知っていたし、会社内では「自動車販売店に行ったら他メーカーと比較して品質低いっていう販売員の話も聞いた」といったやりとりもしていて、気になるエピソードは多々あったのに、完全に高配当につられました。
さらには2024年度にナンピンしてしまったほか、300株は旧NISAで取得してしまっていて、色々とやらかしています。
高配当につられてはダメ、大企業だからと安心してはダメ、BtoCの企業であれば利用者の評判を無視してはダメ(さらにはこの企業はBtoBでも評判悪い…)、と振り返ってみればダメダメでした。。。
⑤ 日本精工(6471)
取得日|2018年6月26日
取得額|1,125円(同952.5円)
取得数|800株
含み損|△69,000円
配当金|34円(取得額ベースの税引後配当利回り2.42%)
こちらも高配当であったことや、ベアリング国内トップや芙蓉グループの一員という企業の格につられて取得した銘柄です。
近年は利益水準が非常に低迷しています。かつては経常利益は800億円から1,000億円に迫る水準でしたが、2019年度からはガクっと落ちていて300億円前後になっています。
たこ足配当も続いており、当社予想による2025年度の1株あたり当期利益は31.71円と配当予想に届かない水準です。
高配当投資を投資方針としていますが、企業の実力にあった配当水準で高配当であってほしいもので、この企業のようにタコ足配当してほしいわけではありません。
タコ足配当するぐらいならばしっかりと成長におカネを投じて将来の配当として還元してほしいところです。
次週は、2020年度以降に取得して△3万円超の含み損を抱えている5銘柄を紹介したいと思います。
(5銘柄から増えないことを祈ります…)
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