株式の保有銘柄数と実績管理 

運用方針

8月14日の投稿で、保有する61社の業績と約2カ月強での株価の騰落状況を書きました。
さほど関連するというわけでもありませんが、今回は株式の保有銘柄数と実績管理について書いていきます。

1 保有銘柄数
現在の株式保有銘柄数は、先週も記載したとおり61社です。
全保有銘柄の投資額は取得額ベースで3,487万円ですので、61社で割り返すと約57万円です。
現在は新規投資時の取得金額の目安を1銘柄あたり60~70万円台としていますし、以前は40~50万円を目安とするなど徐々に引き上げてきていますので、57万円は妥当な水準感だと思っています。

銘柄が増えてくると分散が効きますので、日本株を対象にした高配当株式の投資信託を自前で手数料なしで組成するのと同じ効果が持てるかなと思います。
また、投資先の数が増えればその分企業も多様な動きをしますので、投資をしていて楽しい面もあります。

加えて、業績が好調になったり急に注目が高まったりして株価が急伸したり大きく増配したりする企業もあります。分散が効いていると、そうした企業にヒットしやすくなる面もあると思っています(ただし、集中投資している場合に比べてその恩恵は少なくなりますので期待値は変わらないと思いますが)。

そんなこんなで新規投資が楽しくて株式保有銘柄数は61社まで増えてきました。

しかしながら、先週の投稿のように四半期決算を確認するにはなかなか時間と手間を要しましたし、毎週末に株価を記録するのも数が増えてくると大変だったりもします。

今後、45歳でのFireableを目指すにあたっては、45歳までに約2,500万円の新規投資を行い、取得額ベースで投資残高を約6,000万円まで積み上げることを予定しています。
となると、1銘柄当たりの取得額を仮に60万円強とすると、約40銘柄の新規投資が必要となり、保有銘柄数が約100社まで増加することになります。

現在の60社の管理であれば大変ながら楽しく決算状況などを確認することができますが、100社となると引き続き楽しんで確認できるかはなかなか自信がありません。
特に、中間や通期決算の時期には業績予想や配当予想の開示や修正が発表されますので、きっちり確認していこうと思うとやはり100社は多いかもしれないですね。
加えて、目指しているのは「FIRE」ではなく「Fireable」なので、45歳以降も投資は継続するつもりでいて、となると投資先は100社からさらに増えていくことになりそうです(Fireableについては以下リンク先である過去の投稿で記載しています)。

まだどうするかはしっかり考えていませんが、いずれは1銘柄あたりの取得額を100万円程度まで引き上げるなどにより、株式保有先が多くなり過ぎないようにすることも考えようかなと思っています。

2 実績管理
保有銘柄数が増えると実績管理が大変になると書きました。
ここではわたしが実際にどのような管理表で実績を管理しているか紹介します。

以下の表は、株式を取得した際に入力したり、毎週末の株価を確認して入力したりしています。
取得した順番に記載していて、一番の古株は三井住友トラスト G(8309)ですね。
中国電力(9504)や共和レザー(3553)をはじめ、現在の株価が取得額を下回っていて塩漬けになっているのもバレてしまい恥ずかしい面はありますが、目を瞑っていただければと思います。

この管理表では「累積配当額」も集計していますので、投資して何年も経った銘柄は取得価額のうち相応の部分で利益が出ていることを確認できます。
仮に株価が大暴落したとしても、過去の配当金でカバーできる範囲に留まれば「現金で持っていた方が良かった」とならずに済みますし、何より株式投資を行うにあたっての精神的な余裕度が増す気がしています。

以下の表は配当金受取実績です。
中間配当や期末配当の入金があればこちらの表に入力していきます。

証券CDを入力すれば、NISAの活用有無、銘柄、株数は前述の保有銘柄を管理している表から参照してくるように数式を組んでいて効率化しています。
税引後配当額もNISAを活用していれば税金はゼロ、活用していなければ20.315%が引かれるようにしてあります。
なお、暦年ではなく年度で集計する場合には期ズレが生じるので注意が必要です。
2025年度に3月決算企業から受け取る配当金は「2024年度期末配当+2025年度中間配当」です。

このシートをコピーして、決算短信で公表されている年間の配当額を入力していけば、年間トータルの配当金受取額を計算することもできるため非常に便利です。
5月頃に開示される通期決算短信に前期配当実績と当期配当予想が記載されますので、5月頃になると当年度の年間配当金を計算することができるようになります。
わたしは、5月頃になると各社の通期決算開示日を、11月頃になると中間決算開示日を携帯のメモ帳に書き出して、会社帰りの電車で増配有無などをワクワクしながら眺めています。

前項の保有銘柄数でも記載したとおり、現在は約60社なので決算や配当をはじめとする各種実績管理が楽しくできていますが、大変になってきたら評価額ベースで小規模な銘柄は売却してしまって整理したりするかもしれません(今のところその予定は全然ありませんが)。

実は、今年の6月までは保有銘柄の株価は特に記録をつけていませんでした。
したがって、昨年度は含み益がいくらあったのかの推移を確認することができない状態でした。
いくら「含み損益は考慮しない」ということを方針としているとはいえ、記録さえしていないのは良くないなという気持ちがわいてきました。

本ブログで「週報」という形で評価額ベースの投資残高を記載することによって、はじめて含み損益の「過去データ」を持つ習慣ができて、良かったなと思っています。
今年度に入ってからはトランプ関税で一時的に含み益が縮小したかと思ったら、ここ2~3ヵ月では株価上昇が顕著で含み益が大きく膨らんでいて、そういった推移をデータとして持つことができるようになりました。

4月と比較すると、8月末時点で含み益は+1,022万円増加しました(含み益の増加率は+104.9%)。
しっかりと記録することで好調に推移していることを数字で正確に把握することに繋がり、モチベーション向上にも貢献してくれていると思います。
引き続き、実績管理を行いながら長く投資を継続できるようにしていきたいなと思います。

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