前回の週報でも記載したとおり、このところは国内株式が好調に推移していることや特定のテーマが好調であることなどにより、銘柄ごとの時価評価額の差が拡大してきました。
株式投資をはじめた初期の頃は株価が+35%上昇したら売却する方針としていましたので、銘柄間での時価評価額のバラツキはあまり大きくありませんでした。
しかし、現在はバイアンドホールドを基本として、株価が大きく上昇しても保有し続けているため、時価評価額の差が拡大してもそのままとしています。
特に致命的に困っていることがあるわけではありませんが、株価の変動を日々確認するなかで、取得時の株価からの上昇率が大きい銘柄によって成績が左右される面があります。
具体的に考えてみます。
わたしの投資先のなかで、1月16日(金)時点で株価が取得時から最も上昇しているのはSWCC(5805)の+504.2%です。
計算しやすいように株価が5倍になったものとして考えます。
SWCCの株価が1日で+2%上昇した場合、含み益の金額は、取得価額と時価が同じ銘柄が+10%も上昇した場合と同じになります。
当然、△2%下落した場合には、取得価額と時価が同じ銘柄では△10%も下落したのと同じ影響になります。
評価損益は気にしないようにする方針とは言え、含み損益の状況は毎日アプリで確認しています。
各銘柄の取得額は50~70万円程度をボリュームゾーンとしてある程度は一定のレンジで収めているなか、株価の上昇してきた銘柄によって全体の勝ち負けの結果が振らされるのは気になります。
他と比較して株価の上昇が遅れている銘柄は株価が騰落しても影響が少ないせいで、自分の関心が薄らぐことにつながりそうでモヤモヤする面があります。
また、株価が上昇すると時価評価ベースでの配当利回りが低下します。
先ほどのSWCCを例にすれば、2023年8月に1,915円で取得しました。
2024年3月期の配当金は90円でしたので、配当利回り(税引前)は4.70%と高利回りでした。
2026年3月期では配当金は200円まで増配が進みましたが、1月16日時点で株価は11,570円まで上昇したため、配当利回り(税引前)は1.73%と低下しました。
SWCCを売却して配当利回りがより高い銘柄を取得することで、受取配当金の増額に繋げることができます。
したがって、SWCCのように株価が上昇して配当利回りが低下した銘柄を一部あるいは全部売却することにより、受取配当金をさらに拡大させることができると考えられます。
では、受取配当金の拡大のために売却してより高配当な新規株式を取得する方が良いかと考えているかというと、なかなか悩ましいなと感じているところです。
というのも、株価は「将来の」利益を織り込んで上昇するため、足元の利益に対しての先行指標になっていると考えられます。
株価と利益水準には時間軸にギャップがあるため、株価が上昇したからといって、即座に利益水準が拡大してその結果としての配当増額につながるわけではありません。
一過性の要因や一時的なブームなどによって実力以上の評価を受けたことで株価が上昇したのだとすると別ですが、中長期的な利益拡大を見据えて実力を伴った形で株価が上昇しているのであれば、将来的には利益拡大とそれによる増配を見込むことができます。
わたしの投資先で株価が大きく上昇している銘柄は、SWCCの他にもMUFG(8306)や栗本鐵工所(5602)などがあります。
いずれも中長期的な利益水準の拡大が見込まれる企業であると捉えていますし、足元の実績を見ても利益拡大に加えて増配を進めてきています。
利益や配当水準に先行して株価が上昇していることで、表面的には配当利回りが低下しているところです。
しかし、だからといって他の銘柄に乗り換えて短期的な受取配当金の増額を目指すのではなく、バイアンドホールドの方針に則り腰を据えて構えているようにしたいと思います。
それによって、中長期的には他の銘柄に乗り換えるよりも早いペースでの増配が期待できるかもしれません。
株価が上昇している銘柄に関してリバランスするかは悩む面はあります。
しかし、評価損益よりも実現損益を重視しているなか、日々の株価の変動のなかで評価損益のブレが大きくなる影響には目を瞑るのが良いかなと思っています。
加えて、株価上昇による配当利回りの低下は、将来的な増配の兆しだと捉えればあえて売却してしまうのはかえってもったいないということかなと思います。
以上を踏まえて、株価が上昇してもリバランスはせず、引き続き取得した株式数のままで持ち続けるようにしたいなと思っています。
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